カズトコトコ‥

福井県が…日本が良くなりますように!

パッソ・ア・パッソ dicembre 門前仲町イタリアン

 
dicembre… もう12月ですよ!
 
微妙な天気・気温とは言え やはり師走という感じが段々してくるものですね
 
まだまだ髪のカットや大掃除やクリスマスや決算準備等々気忙しくはありますが
 
今年最後の「パッソ・ア・パッソ」でのチェーナになってしまいました!
 
ちょっと気合いを入れていきます
 
 
軽く挨拶をして席に着くとサッと食前酒が出されました!
イメージ 1ミモザですか…  いつも食前酒はパスする私達に
先日ライフワークである生産者・生産地を尋ねる旅で愛媛に行き、その際に収穫した蜜柑で作りましたので是非召し上がって下さい とのこと
見た目に反しキリッとした味わいで酸味・甘味そして最後に微かに感じる苦味のバランスがとても良く素晴らしい食前酒でした!
イメージ 2塩オリーブも食べ納め!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 13食前酒をいただきながらシニョーラがこの日の流れを簡単にプレゼンしてくれます…
本日の赤ワインはこの「ソレンゴ」にしようと思いますが白ワインをどういたしましょう と2本の白ワインを薦めてくれました
ハウスワインとラディコンのビアンコ(ハーフボトル)… 迷わずラディコンを選ぶと我々の懐具合を気に掛けてくれハウスワインの方がいいと言います! …でも前菜から気合いが入ってるから白ワインもしっかりしたものが…
というやり取りがあって結局白ワインはグラスにしましょう と言う事になりました
さてさて何を出してくるのでしょう… 楽しみです
 
 
 
 
白ワイン(グラス)…
イメージ 19PIGATO 1991
ピガート… リグーリア州のワインか…えらい年代モンやん
イメージ 20渋い色やな~美味しいかな…
最初ハチミツやアニスを思わせる香りがしますがよく嗅いでいると溜り醤油のような感じもしてきます…
味は押しの利いた酸味と心地よいほろ苦さが有り フルーティな感じもしますが独特な癖がありちょっと古臭い感じもします…
呑み進むうちにこなれてはきますが… これって…
 
 
 
 
イメージ 21
キャビアのスプーンの下に隠れ見えるのは柿です
これらを一緒に口に入れると
酸味の効いたソースで上手く纏まり柿がとても良いアクセントになってます…
そしてピガートを口に含みますと… あ~こういう事か!
心配したアミン類の匂いつまり生臭さがまったく立って来ません!
 
グラスワインにこのピガートを出してきたってのはスィニョーラのサービス精神からだと思うのですが、ある意味試されているような気がしないでもない
 
 
 
ここで前菜の肉肉に合わせて赤ワインのソレンゴを少しだけ注いでくれました
イメージ 22開栓間もないですからまだ固い感じがしないでもないですがスバラシイの一言! 
いや一言では収まらないな…旨い旨いの連発
でも少しずつ少しずつ!無くならないように…この赤ワインはメインと一緒にタップリと味わうのがシニョーラの意図ですから!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前菜
イメージ 23いろんな肉の盛合せ…
手前右の四角いのがツキノワ熊のテリーヌ、その奥に黒オリーヴやパプリカ・蕪・ブロッコリーなどの野菜類、その後ろが但馬牛レバーのカルパッチョ、左奥に真鴨胸肉のカルパッチョ、その前が仔猪のレバーペーストで、真鴨と仔猪の下に蝦夷鹿モモ肉のカルパッチョ であります…
 
 
ジビエ~ ですね! 野趣溢れてます
個人的に一番美味しいと感じたのは仔猪のレバーペーストです 旨や~
 
 
 
パン
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ピガートが無くなったのでもう一杯白をグラスで…
イメージ 25SOAVE CLASSICO
ソアヴェ… ヴェネト州のワインね
イメージ 3白らしい白ワイン言うたら変ですけど美味しいワイン
価格的にも味的にも無難でハズさない優秀な印象のワインやな
色もクリアーで綺麗ですキラキラして見えました
 
 
 
 
 
 
 
 
スープ
イメージ 4大根と蓮根のスープ
鴨のコンソメ仕立て
率直に感じを言うと
〝鴨せいろ〟な感じ
一週間前に荻窪の「美舟」で鴨せいろを食べたせいなんでしょうけどね…葱がまたいい
いや実に美味しいですわ
スープですから濃くはないですが滋味が感じられます… 
ホッとしまっせ!
 
 
 
 
 
そしてそして… いよいよ赤ワイン「ソレンゴ」の登場
SOLENGO 1996
イメージ 5イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トスカーナ州 アルジャーノの「ソレンゴ」…
1995年が初ヴィンテージで、たちまちトスカーナそしてイタリアを代表するワインのひとつとなった。 葡萄の種類はシラー・カぺルネソーヴィニョン・メルローブレンドの妙技が楽しめる。日本は勿論イタリアでも入手困難となった90年代の物です。モダンな味わいですが、最低でも5年は寝かせた方がよいと言われています。今年の締め括りにどうぞお楽しみください… とシニョーラがワインを紹介してくれる。
アルジャーノはとても歴史のあるワイナリーですが、ヴェルモットで有名なチンザノ家がオーナーとなり、あのジャコモ・タキスをコンサルタントに迎えて以降に造られたワイン! 少々値は張りますが出会う事が有れば是非味わいたい1本… しかもコレは初ヴィンテージの翌年のヴィンテージの物… 怖いような嬉しいような
こんな素晴らしいワインを今年の「パッソ・ア・パッソ納め」のために用意してくれてあるなんて本当に感謝です
ちなみにSolengo(ソレンゴ)とはトスカーナの方言で「野生の猪」と言う意味らしいです! 猪料理はトスカーナの伝統料理ですもんね…
 
 
 
リゾット
イメージ 7南瓜のリゾット
雉とシャンピニョンのクリームソース
このリゾットにチンザノ(白)が隠し味に使われているそう…
雉のクリームソースはトスカーナの伝統料理のひとつやね
前回とは産地が違いますが、トスカーナ近辺で獲れた白トリュフが散らされているのが分かりますでしょうか!
イメージ 8中にはモッツァッラが隠れていました
南瓜と言っても微かに感じる程度で、美味しいリゾットを更に雉のクリームソースとモッツァレッラでガッツリ頂くという感じです… 旨いなぁ~
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メイン
イメージ 9ツキノワ熊 背肉のロースト
愛媛蜜柑のソースで
蕪・ジャガイモ・ペーラ(!?)そして愛媛蜜柑のローストが添えられています
我々だけで背肉を1本端から端まで使ってくれたようです!
端っこは柔かく真ん中は筋肉が発達していてジビエらしい咬み応え 旨いわぁ~
ソレンゴも残りを気にする事なくガッブガッブ呑みます
 
いやぁ~幸せですね!有馬シェフにシニョーラにそして自然の恵みに感謝ですね
 
 
 
追加のパスタ
イメージ 10バジルのスパゲッティ 
葱をたっぷり入れて…
ジビエの後だからか香がすごく爽やか、メインの後だけどこういう感じでパスタで〆ってのも有りですね!
考えてますねシェフ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チーズ
イメージ 11パルミジャーノとパンを少々… 
これだけ と思いきや
梅酒に漬けた無花果 と
イメージ 12
自家製チーズのディップ(サンマルセランとゴルゴンゾーラグラッパの香りで…)が出てきた
 
そのグラッパとは…
イメージ 14な ん と! 前回頂いたバローロの搾りカスから造られたグラッパ
グラッパって勢いで飲んでる感じがありましたけど、コレはめちゃ口当たりがええんですわ
呑みやすいしとても美味しい!
ほどほどにせんと呑み過ぎてしまうよ…
普通グラッパは無色透明ですがこのグラッパは樽で造られるため少々黄色みを帯びて一見ビアンコのような色をしております
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドルチェ…
紫芋のパンナコッタ(右)&愛媛蜜柑のコンポート(左)
イメージ 15
苺(左)と山葡萄(右)のソルベ
イメージ 16
洋梨のコンポート・チョコレートソース
イメージ 17甘~い!
 
 
 
 
 
 
カフェ&小菓子
イメージ 18ボート型の器に4種類の小菓子が盛られていますが、いちばん左にあるマカロンのようなヤツはまさにイタリア版マカロンなのだそうで、しかもシニョーラのオリジナルレシピなのだそうです!
コレがめちゃウマかった 
本場のマカロンはあまり食べたいと思いませんが コレはまた食べたいね
 
 
 
 
「パッソ・ア・パッソ納め」 御馳走様でした
 
2010年も残すところあと僅か… 
それなりに良い年を迎えられるよう頑張らんとね… っとこんな挨拶はまだ早いか 
 
…あと何回かは外食に行く予定もあるしね!
 
アッリベゼルチ