パッソ・ア・パッソ settembre 門前仲町イタリアン
今日は またえらい降りよるな~雨
極端やっちゅ~ねん ホンマに
まぁでもたまには降らんとね… 実りの雨やと思えばコレもまた良し
五風十雨なんて理想とは程遠いですけどね…
さあ 門前仲町「パッソ・ア・パッソ」 settembre(9月)の夕餉
行ってまいりました
もうこれは体内時計にも刻まれてるスケジュールやね
いきまっせ…
白ワインから
Bianco Secco 2002
ヴェネト州ジョゼッペ クインタレッリ産のワイン
赤ワイン「アマローネ」をイタリアならびに世界中に広めた造り手ですね
今や入手困難なワインのひとつでありますが、白ワインも同じく稀少となっております!
2002のヴィンテージは有馬シェフ秘蔵の1本なのだそうです
実はこの日は私のオカンの誕生日でして…
主役は居ないんですけど、一応1年長生きできた事を祝って
カンパイ
すごく爽やかでフルーティーなんですが、同時に深い力強さも感じるワイン
Seccoて名前のとおり辛口で、いろんな料理を受け止めてくれそう
相変わらずコンプリメンティーなワインのセレクトで御座いますね
Antipasto 前菜
秋刀魚と鮑の赤ワインビネガー和え鮑の肝ソースとへべすの香りでお楽しみください
下に長茄子の煮込みが敷いてあり、その他パプリカのサラダ・梨・黒オリーブの微塵切り・ズッキーニ・インゲン・オクラ・茗荷などが少しずつ添えられています
*へべすってのは宮崎県産の柑橘なんだそうです
初っ端から楽しい 嬉しい 美味しい ピアット!
秋刀魚も鮑もそれだけで食べても充分美味しいんですけど、添えられてるいろんな野菜と合わせて食べると更に美味しくなると言う合わせ技の妙技
赤ワインビネガーを控え目にして、へべすってのを効かせてるのが良いようですが、これが酸味も香りも主張し過ぎる事なく仲良く調和してんねやね!カボスやスダチより使い易いかも…
私のベストの組み合わせは、秋刀魚と茄子と黒オリーブを合わせていただく!
これがめちゃくちゃ秋刀魚が旨く感じる 黒オリーブもなかなかやるやんけ~て感じ…
Zuppa スープ
鰯の温かいスープ
シブレットのソースで…
鰯の骨や内臓も丸ごと煮込んで裏漉しています
内臓も入っているからなんでしょうか微妙な苦味があるのですが、シブレットソースが上手い具合に味を纏めてる!
これはパッソ・… いな 有馬イズム… 何故か懐かしい…
ここで一旦白ワインを引っ込めて、赤ワインの登場
葡萄畑の周りには桜並木が続いているそうで、「さくらの海岸」と言うサブタイトルを持っているそう…
タンニンの主張を強く感じるんですが、プロフーモがとても上品で喉越しが楽しい…野性的な料理を美味しくサポートしてくれそう!
Risotto リゾット
赤ワインソース
リゾットはスッポンの出汁で炊いてあります
松茸のローストを添えて
松茸を見て思わず笑ってしまいました 日本人なんやな~ハハハ…
赤ワインソースと相まって香りも凄くええ… ほんのり厭味のない香り!
リゾットは当然美味しいんですけど この旨過ぎるリゾットにドッシリ乗っかってる穴子もまた引けをとらない美味しさ ふっくらとした中に旨味が凝縮されてる…
リゾット・赤ワインソースとの相乗効果で更にパワーアップ
もひとつオマケに松茸の歯応えと香りが… うわっ!堪らんなコレ
このリゾットの出汁に使われてるスッポンが最後にサプライズでもう一度登場します… ニヒヒヒ
ここで引っ込んでいた白ワインが再登場!
優秀なカメリエーラでもあるシニョーラがいろいろ気を利かせてくれます…
Pasta パスタ
枝豆とポレンタの揚ニョッキ
カマンベールチーズのソースを添えて
食べてビックリ!フワッフワ おお~な旨さ
一瞬 えっこれニョッキ? クリームコロッケやん! と思いましたが…
ジャガイモのニョッキを引き合いに出してしまうとな感じになりますが
まぁコレもニョッキですね 粉モンの団子(塊)ですしね… 旨いしね
知見が広まるわ~ ほんまスバラシイね
”alla goccia”てな感じで白ワインを飲み干す… トスカーナのワインではないけどね!
Secondo メイン料理
仔羊モモ肉のロースト
グミのソースで
白インゲンのピューレと
マジョラムが添えられています
これやこれ~ 肉肉 旨いっちゅねん 文句などありません!
グミのソースが肉の旨味をより深みのあるものにするだけではなく、 白インゲンのピューレが肉の脂っぽささえも優しく旨味に昇華して、さらにマジョラムを手に取ってその香りを吸い込めば、口の中に拡がっていた旨味の感動が一気に脳にシフトされる て感じですわ A10ナーヴが興奮しまくり 有馬ワールド全開やね
Formaggio チーズ
左奥の葡萄のピクルスから時計回りに
日本の蜜蜂の蜜が引いてあり、胡椒をパラリ、
ゴーダ(羊乳)、
ラクレット(牛乳)、
ビット(牛乳)
ときて左手前の薄っぺらいのが
乳酸を使わずにミルクと塩だけで造られたものなのだそう!
パッソ・ア・パッソに通うようになって、チーズの世界も広がりました!
赤ワインも”1滴も残さず”飲み干す
Dolce デザート
ミント風味
マンゴーのソルベと葡萄の実のカットしたものを浮かせて
デザートもええね~ 別腹でなくても無理なくお腹に収まる!
カフェ&小菓子
左側のチョコの様に見えるのは、
葡萄のジュースと夕顔で作ったゼリー
だそうです!
この日は”へぇ~~~”の連続…
まだ終わりません
Digestivo 食後酒… だな!
スッポンの血をグラッパで割ったモノ
…
コーヒーを飲みながら、今日もワクワクする料理ばっかりで楽しかったよな~
なんて話していたら、
有馬シェフが、では最後にスッポンの血でもどうぞ と現れた!
血?とビックリして聞き返したら、
そう スッポンの血 とシレッと言うが、内心してやったりとニヤついていたに違いない! 笑いを堪えてる顔だった
ほんとサービス精神だけじゃなくて茶目っ気もタップリ…楽しい料理人やわ
飲んでみるとこれが 全く癖も生臭さもない! へっ スッポンの血ってこんなに飲み易かったっけ て思わず言ってしまった… 美味しくすら感じる!
これが先程のリゾットを炊く出汁に使ったスッポン… なのかは定かでない
いや~ 美味しくて 楽しくて 幸せなリストランテですわ「パッソ・ア・パッソ」
これからも楽しみ
お詫び…
なんか修正と言うか、加筆&加画像が多かったですね… スンマセンm(__)m