カズトコトコ‥

福井県が…日本が良くなりますように!

Passo a Passo…agosto 門前仲町イタリアン

 
ここのところ暑くて、出来れば外に出たくないんですけど
 
門前仲町にある「パッソ・ア・パッソ」には行ってきました
 
毎月の楽しみでもあり、いろいろ学ぶ事の多い場所ですから…
 
飲んで 食べて 感動し… いろいろ考えさせられ… 気合いを頂く
 
夕方6時を過ぎても モワ~ンとした暑さが纏わりつく
 
 
アぺリティーヴォ から
ハスカップのジュースをスプマンテで割ったもの
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8月1日に岩手の方で何かイベントがあったらしく
それに有馬シェフ・シニョーラご夫婦が招待されて行って来たらしいんですけど
その際にハスカップの実があったので自分達で摘んで来て
それをジュースにしたものをスプマンテで割って出してくれました
 
 
 
 
 
 
 
 
身体に良さ気な酸味が、熱が籠ってウザッた内臓をシャキッとさせてくれます
こういう気の利かせ方は シニョーラ 流石で御座います!
 
 
オリーヴ
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無意識にパクパクと抓んでしまう
 
 
白ワイン
Fiano di Avellino 2002
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フィアーノ ディ アヴェリーノ という名の
カンパーニャ州のヴィラディアマンテ産のワイン
若飲みされることで知られるワインだが、その繊細さが熟成されると 甘く豊かな果実味が表れミネラルが安定し… 
と薦めてくれた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
香りを嗅いでみるとパッソ・ア・パッソにしては個性の感じられない普通の白ワインという印象を受けたが、一口味わってみると 当たりは凄く爽やかなのであるが舌の上でコロガシ咽喉元を通り過ぎる頃には何とも複雑な香りと味わいの余響が楽しい
味わいの変化にけっこうな振り幅が感じられたので 深いなぁ という言葉が出た!
料理への期待感が高まっていく…
 
 
前菜…
イベリコ豚の仔豚のコッパ ディ テスタ(頭部肉でつくるハム) など…
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四角いテリーヌ状のモノがその頭部の肉でつくるハムですが、脳髄も入ってて本当に頭部の食べれる部分を全部使ってる! 左上にある赤いのは、白馬(長野県)の仔山羊のカルパッチョで、あと2色のズッキーニと一切れのメロン、キレイなグリーンのものはウルイという山菜!ハムの下には雫石(岩手県)の春みどり(キャベツ)のヴィネガー漬けがひかれている
凄くアートな一皿でした Anche l'occho vuole la sua parte(目にも食欲)て言葉がイタリアにありますけど まさにそんな感じ!  
コッパ ディ テスタはめちゃタイプで、仔山羊のカルパッチョも咬むほどに旨味がひろがる、ウルイの花はまだ蕾なんだけどこの蕾が山菜らしい苦味で肉肉さんたちを大人な感じにサポート、茎はアスパラに似た感じで細いのにホックリ感もある!
見た目センスの良いシンプルさなんですけど、食べ進むととても楽しくて賑やかなピアット! エノテーカなんかだったらコレだけでワインを飲み続けられそう
 
 
パン…
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ないと寂しい…
 
 
スープ…
とうもろこし と 千石黒大豆のポタージュ
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とうもろこしの甘さがハンパない! スープだけだとちょと甘過ぎる感じなんですけど、中にモッツァレラチーズがゴロッと入っててそれを一緒に食べると完成された感じになる! 食べ進むうちに段々美味しくなるのが不思議!? 白ワインにも合う!
 
 
リゾット…
葛巻岩手県)産 仔羊(ラム)と花ズッキーニのリゾット
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パルミジャーノレッジャーノがたっぷり使われております
仔羊は生後6ケ月だそうです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お約束の美味さ 材料は毎回変わって味わいも其々なんですけど、なんかホッとしますねここのリゾットは
 
 
赤ワイン
Barolo Rocche 2000 
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バローロ ロッケ という名の
ピエモンテ州はアッコマッソ産のワイン
ネッビオーロというブドウを100%使ってつくられるワインなのですが、ネッビオーロとは、イタリア語の
ネッビア=霧に由来していて、この地特有の霧が辺り一面に立ち込める10月頃にこのブドウが収穫される事からネッビオーロと呼ばれるようになった…
このようにワインの背景にある物語をシニョーラが分かりやすく説明してくれます
 
 
 
 
 
赤はまだよく分かんないんですが、単純に美味いなぁ~ とは思う!
其々に個性があって味わいもまた違ってるのは分かるんだけど、それを言語にするとなると語彙が乏し過ぎる… 深く味わい感動を覚えてもヴォーノと言うしかない!
それでええやん
この段階で白ワインがまだ残ってたんだけど、コレは冷やしておきますね とシニョーラが持っていった…  また後で出てくんのかな
 
 
パスタ…
江戸前穴子とトマトのソースを使ったカーザレッチェ
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この穴子はシェフが釣って来たものです!
船上でさばいて骨を外し天日干しにしました
干す事で余分な水分が抜けて旨味が満しますから…
と意外なプレゼンテーションにビックリ
あとキスも釣れたんですよ…
とも言ってた
 
 
 
カーザレッチェはもう少し柔かくてもよかったかなと思ったけど、穴子とトマトのソースはバッチシ  赤ワインだねコレは!
キスはどうしてん
 
 
シェフ
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一部オープンキッチンになっている厨房でテキパキと料理を作り上げていく有馬シェフ
入口側の席からは見えないですけどね…
 
いま私達のメインの料理を仕上げています
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メインディッシュ
小岩井農牧岩手県)産牛肉のステーキ 赤ワインソース
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黄トマトとズッキーニのロースト添え
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パッソ・ア・パッソのメインに牛肉が出てくるというのも珍しい気がしますが…
この肉はもう少し熟成させた方がいいんじゃないかな~ てのが正直な感想!
 
 
サプライズ…
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
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レモンの皮を摩り下ろしたものを上から掛けて南イタリア風に仕上げてあります…
とのこと
ちなみに北イタリアでは摩り下ろしたチーズを掛けるのが一般的なのだとか…
 
 
 
 
 
 
これはビックリ! この料理は凄く単純なんだけど、それは簡単という意味では無くて凄く集中力が必要で、失敗したら作り直すしかないというシビアな料理でもある!
いっぺんに何人分もの料理を作らなければならないリストランテなんかでは納得のいくモノを作るのは難しいでしょうね! 実際イタリアのリストランテのメニューでも見掛けないですよねコレ…
ところがこの日、 私達の居た時間は珍しく予約のお客さんが少なく調理に余裕が有ったようで、有馬シェフが作れそうなら出す という段取りになってたよう!
いっつもメインが済んでから、なんかもう少しって追加するのは悪いかなぁ と思ってたんだけど、シニョーラの是非この機会にというサインで頂く事にしました
そして 先程下げられた白ワインも出てきました!
心にくい演出です
めっちゃめちゃ旨かった オイル系パスタの代表だけどレアな一品
チャンスは逃さないように!
 
 
ドルチェ…
杏(長野・信州大実)と夕顔のコンポート
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杏のソルベとブルーベリーが一緒に盛られています
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この時期 杏は身体に良いって言いますもんね、美味しくない訳がない!爽やか
夕顔ってのは… カンピョウになるヤツよね… なんか冬瓜みたいな感じ と言えば分かりやすいかも… 
 
 
これで一通り食べましたね
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シニョーラは何時も笑顔でテキパキと居心地の良いサービスで持成してくれます
 
 
 
 
 
 
 
 
カフェ & 小菓子
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余響を楽しんでおります
 
前回食べたマドレーヌがめちゃめちゃ旨かったと改めて伝えた!
また焼いてくれるかも知れん!
 
 
 
 
 
 
 
 
ご馳走様でした
 
 
ちょっと余談になりますけど、この日はなんか違和感を感じたんよね…
違和感というか なんかちょっと何時もと違う…  なんか…
何が と聞かれても 答えられないんですけど… 思い過ごしかな…
有馬シェフ それと シニョーラ 疲れが溜ってません ひょっとして…
この日も岩手から帰って来て直ぐやもんな…
 
 
 
いや思い過ごしやね…
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アリベデルチ
 
 
いつまでもパワフルでヨロシク