清酒 早瀬浦 醸造元 へ
敦賀市漁協福祉会館2階にある
「魚処 定吉」のオーナー母ちゃん
つまり私のオカンに誘われて
若狭湾は早瀬の浦で感動的なお酒を
造られている
「三宅彦右衛門酒造有限会社」
へお邪魔してきました!
ヒューーー
途中、走る車の窓から何気に撮った若狭湾
潮風が春のそれで凄く爽やか気持ちイイ~
オカンの店から車で30分程ドライブすると
こんな所にあるのか!と言うような所に
三宅彦右衛門酒造は在ります
土地勘がないと多分辿り着けない…かも
蔵の外観はこんなです
古いような…新しいような…
入口の門の真正面には若狭湾が望め
(真ん中の細い路地を行くと海に出る)
あ~なんか小さいころ…なんて
一瞬ノスタルジアな気分に浸ったりします!
潮風がホント気持ちイイ…久しぶりやな~こんなん
門を入ると玄関があり
杉玉と控えめなノレンがあるだけで
入ってええのか…と回れ右しそうになりますが
何しとんのはよ入り
とオカンはズカズカ入って行きます
ええんかい…( ̄。 ̄)
コンニチハ~ とオカン
あ~いらっしゃい 定吉さん~
あれま!(電話を入れてあったらしい!)
挨拶を済ませると奥の部屋に通されて
11代目のおじいさんと暫し談笑
暫らくすると12代目当主の範彦さんが挨拶に来て下さり
お酒の話をしてくれたり、質問に答えてくれたり…してくれた
そうこうしながら…
ちょっと写真撮らせてもらっていいですか とお願いすると
ああいいですよ~と立ってくれ
何故かオカンとツーショット!
オカンちょおどけや と思ったが
そのままカシャ
そうして何カ所かデジカメでカシャカシャやっていると
…もう仕込みは終えてしまってますが…
蔵の中を案内して下さる と言う!
…お お願いします
先ずは、玄関右手に在る
むか~しの使われていた井戸から
古い物の様ですが綺麗に保存されています
12代目が学業・修業を終え戻られるまでは
澤之井という名のお酒を造っていたそうです
(青梅の澤乃井は関係ありません!)
12代目が農大・醸造学科で学び、また他所の蔵元で
修業する中で、当時いわゆる日本酒ブームで
大吟醸酒など高級でレアなお酒が持て囃される中
そんなモノには興味を示さず、黙々と我が道を行く
実家の酒造りに愕然としたそうです!
そうして1994年に(確か)実家に戻られ
そこから12代目の改革というか奮闘が始まる訳ですが…
そうして努力と誠実さの結晶の様な「早瀬浦」という銘酒が誕生するんですよね!
そこに至るまでには相当苦労されたであろう事は
容易に想像できますが、そういった事を感じさせずに
にこやかに、時おり冗談めかして当時の思い出を
話してくれる12代目のその姿に
「早瀬浦」という酒の優しい口当たりと共に感じる
力強さみたいな感じは、この人の優しそうな人柄の
奥に感じる芯の強さ・志の高さから来るのではないか…と
ここでちょっと呑みたくなってしまいました…なんでやねん
そして謎めいた2階(屋根裏?)へ
あまり弄られていない様子だが
こんな所まで入っていいの
いろいろな話を聞かせてもらいましたが
途中 へ~ ほ~ ふ~ん と
我ながら間抜けな返事をしていたと思います
でもホントに真摯に酒を造ってんにゃな~と言う事は
心に響いてきました…なんか凄いね
整頓され次の仕込みを待つ麹室
ピカピカの貯蔵タンク
より良い物をと近代化されて行く中に
絶対変えられない物や知恵があるのだそうです
正に温故知新
丁寧に順を追って酒造りの説明をして頂いたのですが
それをこのブログに書こうとすると
ホームページみたいになってしまうので
大まかですがここを参照して下さい
早瀬浦とは若干違いがあると思いますが…
さてさて
そろそろ…
オカンの店に戻って呑みましょか…
三宅彦右衛門酒造有限会社の皆様有難う御座いました
皆様、良い連休をお過ごし下さいませ!